日本では食品安全委員会において、アクリルアミドのリスク評価(食品健康影響評価)を行っています。この評価では、食品由来のアクリルアミドの摂取についてリスクは低いとしています。ヒトにおける健康への影響は明確ではないものの、できる限りアクリルアミドの低減に努める必要があるとしています。
その一方で、国際がん研究機関(IARC : International Agency for Research on Cancer)による発がん性分類においては、2A(人に対しておそらく発がん性がある)に分類されています。弊社におきましてもアクリルアミドの低減に取り組んでいます。
国際がん研究機関(IARC)による発がん性分類 |
1 |
人に対して発がん性がある |
アフラトキシン、コールタール、アスベスト、たばこ、カドミウム等 |
2A |
人に対しておそらく発がん性がある |
アクリルアミド、ベンツピレン、クレオソート、ディーゼルエンジンの排気ガス等 |
2B |
人に対して発がん性を示す可能性がある |
クロロホルム、わらび、コーヒー等 |
3 |
人に対して発がん性については分類できない |
カフェイン、お茶、コレステロール等 |
4 |
人に対しておそらく発がん性がない |
カプロラクタム |
アクリルアミドについての詳細な情報は下記ページをご確認ください。
農林水産省 →
食品中のアクリルアミドに関する情報 厚生労働省 →
加工食品中アクリルアミドに関するQ&A 食品安全委員会 →
加工食品中のアクリルアミド (独)農業・食品産業技術総合研究機構 →
アクリルアミド対策WG 研究成果